ハードディスク D3856 は語る


製造から 9 年経とうとしている HDD D3856 がついに故障の兆候をあらわし始めた。 と言う訳で、「故障の兆候」はどんな「音」かを紹介したいと思います。9 年も 前のディスクの「音」は今の最新のハードディスクにも当てはまるのかという、 突っ込みは有りますが、大体似たようなもんです。
ちょっと話を脱線させると D3856 は総セクタ数 205164 (512byte/Sector) しか ないです。おおよそ 100MByte とちょっとです。しかも Read/Write 速度は 500Kbyte/Sec でれば良い方で普通は 300Kbyte/Sec 程度です(PC-9801 の SCSI ボード 使っているせいも有りますれけど...)。ちなみに下の基板写真を拡大して見るとわかるのですが、抵抗、コンデンサ、ジャンパ線 3 つのパッチが当たっています。昔は結構こんなのでも、クレーム付けないで使ったものです。

D3856 の写真
基板 ラベル

普通のアクセスエラーの音

まずはこんな音です(普通のアクセスエラーの音)。 この音は全面検査中に取った音です。いわゆる「カツッ、カラカラカラ」を繰り返す タイプです。だだ、途中「カラカラ」という音の中に濁った音が混じるのが特徴です。
けたたましく警告音を上げる

今度の音はかなり大きい音です。けたたましい「ピー」という音です。まず次の様にしてください。
準備はいいですか? (ボリュームを下げて聴くこと 警告:耳を害する場合が有ります) この音を聞いたときは私も驚きました。ハードディスクが「鳴る」のですから...。どこからこの音がしているのかはまだ突き止めていないのですが、いくつかの仮説を考えています(本当はどれが正しいのかなぁ)。 この音はアクセスしないでそのままにしているときに突然鳴り出しました。夜でしたし焦りました。でも考えようによっては、ヘッドのサーボ発振ならば、音の高さ、音量から見てヘット・アームを細かく振動させて本当に、喋る(歌う)ハードディスクができるかもしれません(それはそれで不気味だが...)。確かヘットを動かしている動力源を VCM (ボイスコイルモーター)と言っているし。夜中、HDD に保存した mp3 ファイルを歌う HDD も現れるのか...


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