名前

screen - change display settings

コマンドラインの書式

screen [WIDTH[xHEIGHT[xBPS[xFREQUENCY]]]

概要

画面の解像度を変更します。コマンドラインに何も指定しない場合は、解像度の リストを表示します。リストの中から 1 つを選んで WIDTHxHEIGHTxBPS または WIDTHxHEIGHTxBPSxFREQUENCY を指定してください。
WIDTH は横のドット数、HEIGHT は縦のドット数、BPS は 色深度、FREQUENCY は垂直同期周波数です。
FREQUENCY は解像度のリストに垂直同期周波数が付加されている時に指定 できます。例えば解像度リストに 4 つの数字が組になって 640x480x8x60 の様に 現れる場合です。HEIGHT, BPS, FREQUENCY を省略した次の ような指定も可能です。

screen 1024x768x8
screen 1024x768
screen 1024

この場合、省略した数値は最も小さい縦の解像度、色深度、垂直同期周波数 に一致します。言い換えると screen コマンドから得られた解像度リスト の先頭にある項目から優先的に一致します。
スタートメニューから簡単にたどれる所に screen 640x480x8 を起動するショート カットを仕込んでおけば、モニターの同期が取れなくなった緊急事態に対応できる 様になります。

終了コードの説明

0	成功しました。
1	解像度の一覧を表示したか、存在しない解像度指定です。 正しい解像度を指定すれば成功します。
2	ハードウェアの機能制限によって実行できませんでした。 恐らく別の解像度指定でも失敗します。

問題点

• 特に問題が無いのに解像度変更に失敗したり、解像度のリストを表示できない場合が あります。一時的にデバイスコンテキストを取得することでこの現象を回避できてい るようなのですが完全性は保証できません。
• 色深度を変更した場合、ディスクトップの色設定が設定通りにならない場合があります。

改訂履歴

Ver.	Date	内容
1.0	2000/12/04	初版
1.1	2000/12/28	垂直同期周波数設定に対応した。
1.2	2000/12/29	垂直同期周波数対応のための処理を強化する。 タスクバー位置が正しい位置に来なくなるバグを修正、これに伴い screen での 設定が次回最起動時にも有効になる。

参照

Win32 API: ChangeDisplaySettings, EnumDisplaySettings, GetDeskTopWindow, GetDc, ReleaseDc.

無保証

このコマンド screen は「あるがまま」で提供されます。添付されたソースコードの 利用方法も一切制限しません。ただし、機能が完全であることも、特定の目的に対し 応用できることも保証いたしません。作者 古田明徳 は機能が不完全であることを 知らされていたり、あるいは秘密に知っていたとしても、作者はその修正義務を負い ません。
作者はこのコマンドが動作するあるいは動作しないにかかわらず使用した事によって 発生した損害の補償義務を負いません。
このソフトウェア screen は高い信頼性を要求する構成物の一部あるいは全てとして 使用することはできません。信頼性は設計の目標項目に含まれていません。

Copyright

screen ver 1.2 copyright (C) [2000/12] by A.Furuta.